インビザラインの矯正期間は、出っ歯だとどれぐらいかかるのでしょうか?
矯正にかかる期間は元の歯並びによっても大きく変わりますが、出っ歯の治療は早くて半年間、長ければ2年程度の時間が必要です。
今回は、インビザラインで矯正する場合に、出っ歯だとどれぐらいの期間がかかるのか解説いたします。治療の経過イメージも合わせて紹介しますよ。
インビザラインで出っ歯を治すのにかかる期間
インビザラインで出っ歯の治療にかかる期間は、早くて半年・長ければ2年程度です。と聞くと、けっこう幅がありますよね。治療にかかる期間は元々の歯並びによって大きく違います。
具体的には、奥歯の矯正を伴うかどうかによって、ある程度期間が決まります。全体的に歯並びが悪く、奥歯も動かす必要がある場合は、それだけ時間がかかる傾向があります。前歯よりも奥歯のほうが、動かすのに時間がかかるからです。
一方、歯並び全体としては大きな問題がなく、前から見える部分だけを動かす部分矯正であれば、半年間など、短期間で完了する傾向があります。
インビザラインで出っ歯を治療する5つの流れ
インビザライン矯正ではどのような流れで出っ歯を治療していくのでしょうか。治療の流れを紹介します。
治療の流れとしては以下のような流れになります。
- 相談・検査
- マウスピースの作成
- 装着開始
- 1か月~3か月おきで通院
- 保定期間
1.相談・検査
まずは矯正相談を行います。椿クリニックでは初回相談は無料でおこなっております。この時点では、矯正するかどうかを決める必要はありませんので、話を聞くだけでもお気軽にお越しください。
相談の結果、矯正をされる場合は、精密検査を行います。検査の結果を受けてどのように治療していくのか治療計画を決めていきます。
2.マウスピースの作成
インビザライン矯正を始めるためのマウスピースの作成をします。マウスピースの作成には3週間ほどかかりますので、マウスピースが完成した頃に再度来院いただきます。
3.装着開始
マウスピースが完成したら、いよいよ装着開始です。矯正開始後は1日20時間以上マウスピースを装着してください。
詳しい装着方法などについては、来院時に丁寧に説明させて頂きますのでご安心くださいね。
4.1か月~3か月おきで通院
インビザラインの矯正中は、1か月~3か月おきのサイクルで通院していただきます。
従来のワイヤー矯正だと、ワイヤーの調整が必要なので通院頻度も高くなりますが、インビザライン矯正ではマウスピースをまとめてお渡ししているので、通院回数が少なくて済みます。
5.保定期間
矯正期間が終了した後には保定期間に移行します。 保定期間とは、美しい歯並びをキープできるように専用のリテーナーを装着する期間です。
定期的な通院は不要となりますが、気になることがあればいつでもお問合せください。
マウスピースでどうやって出っ歯を治す?
マウスピースをつけるだけでどのように出っ歯を治すのかイメージしづらい方もいらっしゃるかもしれません。インビザラインでは一人ひとりに合わせて、マウスピースを数十枚作成します。
1枚ずつ形状が異なっており、現在の歯並びに近いマウスピースから、少しずつ理想の歯並びに近づく形のマウスピースに変化していくように作られています。
出っ歯の方だと、はじめは出っ歯の形状に近いマウスピースですが、徐々に前の歯が後ろに移動してくような形のマウスピースに変化していきます。
1つのマウスピースを2週間ほど装着したら、次のマウスピースに交換していきます。これを繰り返すことで、少しずつ歯を動かしていくのがインビザラインの仕組みです。
使用するマウスピースの数は一人ひとり違うのですが、たとえば20枚なら、2週間ずつ交換するとして、40週間(約9か月間)使用することになります。
椿クリニックで実施しているインビザラインGOシステムは前の歯をメインに動かすので、枚数は最大でも20枚、矯正期間も短めで済むのが特徴です。
まとめ
インビザラインの矯正期間は、従来のワイヤー矯正などと特に違いはありません。前の歯だけを動かす部分矯正であれば、短くて半年程度。奥歯も含めた全体的な矯正であれば2年程度の期間がかかります。
出っ歯の方でも同じです。出っ歯の方でも、前から見えている歯だけを動かすのであれば、半年程度の短期間で矯正は終了します。
部分矯正が良いのか全体的な矯正が良いのかは、クリニックで相談することで判断しやすくなりますよ。 椿クリニック審美矯正歯科では無料カウンセリングを実施してますので、ぜひ気軽にご相談ください。
この記事は私が監修しました
田邊 俊成
椿クリニック 院長