インビザラインGOは、前歯の矯正に特化したマウスピース矯正です。前歯の歯並びでは、出っ歯に悩む人も多いですが、インビザラインGOで出っ歯の矯正はできるのか、気になる方が多いようです。
今回は、インビザラインGOで出っ歯を矯正することについて詳しく解説いたします。矯正にかかる期間や費用についても紹介していきますね。
インビザラインGOは前歯に特化した矯正システム
インビザラインGOとは、前歯の矯正に特化した矯正システムです。従来のワイヤー矯正と違ってマウスピースを装着する矯正なので見た目が良いなどのメリットが多い矯正方法です。
マウスピース矯正とは、専用のマウスピースを取り付けておこなう矯正のこと。少しずつ形状の違うマウスピースを1週間~2週間程度のサイクルで交換していくことで、徐々に歯を動かしていく矯正方法になります。
マウスピース矯正といえばインビザラインがよく知られていますが、インビザラインとインビザラインGOは何が違うのでしょうか?インビザラインとの違いは、対象となる範囲です。
インビザラインは全体の矯正です。上顎全体や下顎全体、両顎全体、といった形で矯正していくシステムです。一方、インビザラインGOは全体ではなく、奥歯(大臼歯)以外の、前のほうの歯のみを対象としています。
インビザラインGOでも、上顎のみ・下顎のみ・両顎と選ぶことはできますよ。インビザラインGOは前歯に特化した矯正という説明をよくされるため、前の数本しか動かさないというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
前述の通り、大臼歯以外を動かすので、前から見える範囲、最大20本程度は動かすことができますよ。
出っ歯はインビザラインGOで矯正できる
インビザラインGOは、インビザラインに比べると対象となる歯が少ないですし、昔ながらのワイヤー矯正に比べると歴史も浅いです。そのため、出っ歯は治らないのではないかと思われる方もいらっしゃいます。
しかし、出っ歯でも、インビザラインGOで治療可能です。ただし、すべての歯並びを治せるわけではありません。
状態によってはワイヤー矯正のほうが向いているケース、外科的な矯正が必要となるケースなどもありますので、カウンセリングにて、検査の上で判断することになります。
出っ歯の矯正にかかる期間は半年~1年程度
出っ歯の矯正にかかる期間は、半年~1年程度です。歯列矯正は2年以上かかると言われることが多いですが、出っ歯の矯正はもっと短期間で終わります。
歯列矯正に2年や3年といった期間がかかるのは、奥歯の矯正に時間がかかるからです。奥歯は前の歯に比べると動きにくいため、どうしても矯正期間も長くなります。
しかし、インビザラインGOではそもそも動きにくい奥歯は対象としていないため、矯正にかかる期間が短くて済むのです。
インビザラインGOの費用は約30万円~
インビザラインGOで出っ歯を矯正する場合、かかる費用は30万円程度~となっています。椿クリニックでもインビザラインGOシステムを使った歯列矯正を取り扱っており、料金は片顎で316,800円、両顎で327,800円となっています。
奥歯まで動かす全体的な矯正では100万円前後かかることが多いため、比較するとかなり低価格でできるということになりますね。30万円も大金ではありますが、100万円に比べると、まだ検討しやすい金額といえるのではないでしょうか。
まとめ
インビザラインGOシステムでは、出っ歯の矯正も可能です。インビザラインGOの歯列矯正は奥歯以外の歯を動かしていくため、出っ歯がある人でも対象になります。
出っ歯を矯正すると顔の印象も大きく変わりますし、特に横顔がすっきりとして美しいラインになります。椿クリニック審美矯正歯科では無料カウンセリングを実施してますので、ぜひ気軽にご相談ください。
この記事は私が監修しました
田邊 俊成
椿クリニック 院長