歯列矯正「大人は危険」？リスクとデメリット5つと対処法についても解説

最終更新日： 2023.05.9

歯列矯正は大人でもできますが、何か危険なことはないのでしょうか？子どもが行う歯列矯正と大人が行う歯列矯正とでは、確かに違う部分もあるのですが、大人の歯列矯正が危険ということはありません。

今回は、大人の歯列矯正について、リスクやデメリットなどを紹介します。歯列矯正が気になっているけれど危険なのではと不安になり迷っている方は、ぜひ読んでください。

歯列矯正を大人がおこなう危険性、リスク5つ

大人の歯列矯正は危険ということはありません。ただ何事も、100%安全ということはありません。
歯列矯正にもリスクがあります。大人の歯列矯正に伴うリスクは以下の通りです。

詳しく見ていきましょう。

歯列矯正とは歯を動かすことです。歯を動かす際に、痛みが出る場合もあります。歯列矯正の痛みは子どもよりも大人のほうが強く出やすいと言われています。

歯列矯正にかかる時間も子どもより大人のほうが長くかかりやすいですよね。痛みをなくすのは難しいのですが、なるべく痛みを抑えるように工夫することはできるので、医師に相談しながら進めていきましょう。

歯肉退縮とは、歯茎が下がってしまうことです。歯茎が下がることで歯の根元に隙間ができることがありますが、これをブラックトライアングルと言います。

歯列矯正の際に力を強くかけすぎると起こる場合があります。

歯根とは、歯の根っこ部分のことを指します。歯根吸収とは歯根部分が短くなってしまうこと。植物をイメージしていただくと分かりやすいのですが、根っこが短いとグラグラしてしまい、安定しませんよね。

歯根吸収が起こると歯が安定せず、抜けやすくなってしまいます。矯正の際に強い力をかけすぎたり、時間をかけすぎたりすると、歯根吸収が起こりやすくなります。

歯列矯正中は虫歯ができやすくなると言われています。昔ながらのワイヤー矯正では常に歯にワイヤーがついているため、歯磨きがしにくく、その結果虫歯ができやすくなります。

また、椿クリニックで取り扱っているマウスピース矯正の場合も、普段よりは虫歯ができやすくなります。ワイヤー矯正に比べると歯磨きはしやすいのですが、マウスピースをつけている時間が長いため、口腔ケアが不十分だと虫歯になってしまうこともあるのです。

虫歯を予防するために、普段以上に丁寧なケアが重要です。

歯列矯正中の大人にとって問題になりやすいのが、見た目です。大人の場合は仕事をしている人も多いですが、歯にワイヤーがついている状態では見た目が悪く、職種によっては仕事に差し支える場合もあるようです。

ただ、見た目の問題に関してはワイヤーを裏側からつける矯正もありますし、透明のマウスピースをつけるマウスピース矯正もあります。見た目の問題が重要な方は、裏側矯正やマウスピース矯正を選択されると良いでしょう。

大人の歯列矯正でも医師選びがとても大切です。医師を選ぶ際には、最低限以下のポイントをチェックしてみることをおすすめします。

歯列矯正では、事前の治療計画が重要です。また、患者さんごとに目指すゴールが異なります。お金や時間がかかってもいいから完璧に歯並びをきれいにしたいという方もいれば、なるべく低コスト・短時間で見た目だけ整えたい、という方もいらっしゃいます。

こういった希望をしっかりと聞いてくれるかどうか、また、質問をしやすいかどうか、といった点は、相談しながら見極めてください。

歯列矯正は自費診療になるため、高額な治療費がかかることもあります。料金やシステムが分かりづらく後から追加費用を請求される、といったクリニックも中にはあるようです。

ホームページに料金が記載されているかどうか、カウンセリングの際に料金の説明をしっかりしてくれるかどうか、といった点もチェックしておきましょう。

歯列矯正は大人が行うと危険ということは全くありません。むしろ大人こそ歯列矯正をしたほうがいい場合も少なくないのです。

咬み合わせが悪いと食べるのが困難になったり、また、肩こりや腰痛といった体のトラブルも咬み合わせの問題で起こることも多いです。歯列矯正は何歳からでもできるので、歯並びや咬み合わせが気になっている方は、早めに専門医に相談してみましょう。

早めに矯正を始めれば、その分早く、良い咬み合わせと美しい歯並びが手に入りますよ。

椿クリニック審美矯正歯科では無料カウンセリングを実施してますので、ぜひ気軽にご相談ください。

田邊俊成

椿クリニック院長

患者様のお声を最大限にお聞きし、無理のない、そして確かな医療技術をスタッフ全員でご提案させていただきます。当院について