歯並びを良くしたいけど、「マウスピース矯正の治療期間ってどれくらい必要なの?」って思う方もおられると思います。
結論を言いますとマウスピースを使った矯正にかかる期間は、短ければ5か月程度です。長ければ2年程度かかる場合もありますが、どうしてそれほど差があるのでしょうか?
今回はマウスピース矯正にかかる期間について紹介します。短期間で矯正したい人が知っておきたいポイントも紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
マウスピース矯正にかかる治療期間
マウスピース矯正の治療に必要な期間は、目安として5か月から2年程度と言われますが、かなり幅がありますよね。期間は元の歯並びの程度や直す範囲によって違ってきますので、短期間で終わる場合もあれば時間がかかる場合もあります。
元の歯並びの難易度が高い場合はどうしても期間はかかります。また、治療する範囲によっても期間は異なるでしょう。前歯のみの矯正は比較的短期間で終了しますが、奥歯も含めた全体の矯正は1年から3年程度かかることが多いです。
椿クリニック審美矯正歯科では前歯の矯正を対象にしていますが、前歯と言っても前の2本だけという意味ではありません。上下左右前後の20本を動かしますので、条件が合えばしっかりと歯列を矯正することができます。
椿クリニック審美矯正歯科のマウスピース矯正ではインビザラインgoというシステムを取り入れています。こちらのシステムは最新のIT技術で治療シュミレーションがすぐにでき、カウンセリング当日に矯正ができるかどうか適切な判断ができるのが特徴です。ワイヤー矯正のように高額な治療費と長期間の装着や痛み・不快感などはありません。
前歯は歯根の形が他の歯に比べて単純ですので、奥歯よりも早く動かすことができるのです。
歯の状態によってマウスピース矯正にかかる期間は異なりますが、半年から1年程度を目安にしていただくと良いでしょう。
- 前歯がガタガタしている
- 前歯に隙間が空いている
- 前歯が捻じれている
- 八重歯が気になる
- 前歯が傾いている
という症状の方におすすめです。
マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらの方が矯正期間が長い?
マウスピース矯正の治療に必要な期間は、目安として5か月から2年程度と言われますが、ワイヤー矯正になると更に時間がかかる事もあります。
では何故ワイヤー矯正の方が期間が長くなってしまうのでしょうか?
結論はワイヤー矯正の方がより多くの歯並びに対応できるからです。奥歯を含む歯全体を動かしたり、複雑な歯並びにも対応するので、マウスピース矯正に比べて治療期間が長くなるのです。
以下の表はマウスピース矯正とワイヤー矯正にかかる期間を表したものになります。
治療方法 | 治療範囲 | 治療期間 |
マウスピース矯正(部分) | 前歯12〜20本 | 約5ヶ月〜1年半 |
マウスピース矯正(全体) | 全体(奥歯を含む) | 約1〜2年 |
ワイヤー矯正(表側矯正) | 全体(奥歯を含む) | 約1〜3年 |
ワイヤー矯正(裏側矯正) | 全体(奥歯を含む) | 約1〜3年 |
ただ、マウスピース矯正にしてもワイヤー矯正にしても、元の歯並びの難易度が高い場合はどうしても期間はかかります。
マウスピース矯正を短期間で終わらせるための4つのポイント
マウスピース矯正の治療をなるべく早く終わらせるには以下4つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 腕がたしかな信頼できる医師を選ぶ
- 装着時間をしっかり確保する
- 虫歯等の口腔トラブルを予防する
- 保定期間もしっかり守る
詳しく見ていきましょう。
1.腕がたしかな信頼できる医師を選ぶ
マウスピース矯正をする場合に最も重要なのは、腕が確かな信頼できる医師を選ぶことです。
椿クリニック審美矯正歯科でも導入しているインビザラインgoというシステムは、最新の技術を使った治療法です。「それならドクターの腕はあまり関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
治療計画を立てるのは医師ですので、やはり信頼できる医師を選ぶことが大切です。
2.装着時間をしっかり確保する
マウスピース矯正では、マウスピースの装着時間をしっかり確保することも重要です。装着時間が不十分だと、それだけ動くのに時間がかかります。
マウスピース矯正では1週間から2週間ごとにマウスピースを交換して、少しずつ歯を動かします。マウスピースごとの装着時間もしっかり守るようにしましょう。
たとえば、短期間で調整を済ませたいからと言って、次のマウスピースを予定より早くつけることは控えてください。歯に無理な力がかかると、かえって時間がかかる場合もあります。
3.虫歯等の口腔トラブルを予防する
マウスピース矯正をしている期間は、虫歯などの口腔トラブルに関しては、いつも以上に予防を徹底しましょう。口腔トラブルの治療が必要になると、マウスピースの装着を休まなければならないこともあります。
マウスピースを清潔に保つことも大切です。お手入れを怠らないようにしましょう。
4.保定期間もしっかり守る
マウスピース矯正が終了した後、歯の位置を固定するためにリテーナー(保定装置)を使用する場合があります。この期間を保定期間といいますが、リテーナーの装着時間をしっかり守り、歯が元に戻らないように気をつける必要があるでしょう。
リテーナーの装着時間については段階的に減らして行くことが多いですが、どの程度装着すべきかは指示がありますので、しっかり指示を守って下さいね。
まとめ
マウスピース矯正の治療期間は、早ければ5か月程度、長いと2年程度の期間が必要です。元の歯の状態やどの範囲の歯を動かすかによって期間は変わってきます。
どれぐらいの期間が必要かは、実際に診察してみないとわかりません。診察しても、必ずこの期間で終わるという断言はできないのです。
どのような場合でも、早く始めればそれだけ早く矯正期間は終わりますので、気になっている方は是非一度椿クリニック審美矯正歯科へご相談にいらしてください。
この記事は私が監修しました
田邊 俊成
椿クリニック 院長