マウスピースを使った矯正にかかる期間は、短ければ5か月程度です。長ければ3年程度かかる場合もありますが、どうしてそれほど差があるのでしょうか?
今回はマウスピース矯正の期間について紹介します。短期間で矯正したい人が知っておきたいポイントも紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。
マウスピース矯正にかかる期間は5か月~3年程度が目安
マウスピース矯正にかかる期間は、目安として5か月から3年程度と言われますが、かなり幅がありますよね。期間は元の歯並びの程度や直す範囲によって違ってきますので、短期間で終わる場合もあれば時間がかかる場合もあります。
元の歯並びの難易度が高い場合はどうしても期間はかかります。また、治療する範囲によっても期間は異なるでしょう。前歯のみの矯正は比較的短期間で終了しますが、奥歯も含めた全体の矯正は1年から3年程度かかることが多いです。
椿クリニックでは前歯の矯正を対象にしていますが、前歯と言っても前の2本だけという意味ではありません。上下左右前後の20本を動かしますので、条件が合えばしっかりと歯列を矯正することができますよ。

マウスピース矯正施術前

マウスピース矯正施術後
椿クリニックのマウスピース矯正ではインビザラインgoというシステムを取り入れています。前歯は歯根の形が他の歯に比べて単純ですので、奥歯よりも早く動かすことができるのです。
歯の状態によってマウスピース矯正にかかる期間は異なりますが、半年から1年程度を目安にしていただくと良いでしょう。
- 前歯がガタガタしている
- 前歯に隙間が空いている
- 前歯が捻じれている
- 八重歯が気になる
- 前歯が傾いている
という症状の方におすすめです。
マウスピース矯正を短期間で終わらせるための4つのポイント
なるべく短期間でマウスピース矯正を終わらせるには以下4つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 腕がたしかな信頼できる医師を選ぶ
- 装着時間をしっかり確保する
- 虫歯等の口腔トラブルを予防する
- 保定期間もしっかり守る
詳しく見ていきましょう。
1.腕がたしかな信頼できる医師を選ぶ
マウスピース矯正をする場合に最も重要なのは、腕が確かな信頼できる医師を選ぶことです。
椿クリニックでも導入しているインビザラインgoというシステムは、最新の技術を使った治療法です。「それならドクターの腕はあまり関係ないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
治療計画を立てるのは医師ですので、やはり信頼できる医師を選ぶことが大切です。
2.装着時間をしっかり確保する
マウスピース矯正では、マウスピースの装着時間をしっかり確保することも重要です。装着時間が不十分だと、それだけ動くのに時間がかかります。
マウスピース矯正では1週間から2週間ごとにマウスピースを交換して、少しずつ歯を動かします。マウスピースごとの装着時間もしっかり守るようにしましょう。
たとえば、短期間で調整を済ませたいからと言って、次のマウスピースを予定より早くつけることは控えてください。歯に無理な力がかかると、かえって時間がかかる場合もあります。
3.虫歯等の口腔トラブルを予防する
マウスピース矯正をしている期間は、虫歯などの口腔トラブルに関しては、いつも以上に予防を徹底しましょう。口腔トラブルの治療が必要になると、マウスピースの装着を休まなければならないこともあります。
マウスピースを清潔に保つことも大切です。お手入れを怠らないようにしましょう。
4.保定期間もしっかり守る
マウスピース矯正が終了した後、歯の位置を固定するためにリテーナー(保定装置)を使用する場合があります。この期間を保定期間といいますが、リテーナーの装着時間をしっかり守り、歯が元に戻らないように気をつける必要があるでしょう。
リテーナーの装着時間については段階的に減らして行くことが多いですが、どの程度装着すべきかは指示がありますので、しっかり指示を守って下さいね。
まとめ
マウスピース矯正では、早ければ5か月程度、長いと3年程度の期間が必要です。元の歯の状態やどの範囲の歯を動かすかによって期間は変わってきます。
どれぐらいの期間が必要かは、実際に診察してみないとわかりません。診察しても、必ずこの期間で終わるという断言はできないのです。
どのような場合でも、早く始めればそれだけ早く矯正期間は終わりますので、気になっている方は是非一度ご相談にいらしてください。
この記事は私が監修しました
田邊 俊成
椿クリニック 院長
